酔って寝てたら保護されましたが、これが恋の始まりだなんて聞いてません〜警察官の甘やかな独占欲に包まれて〜
地域の町内会での話を終え、奈緒と花夏は住宅街にある交番へと向かった。

そこでは、最近発生した小さな子供が無差別に狙われた痛ましい事件を受けて、
県警が主導で地域社会の連携強化と防犯意識の向上を図る取り組みが進められていた。

交番の玄関をくぐると、制服姿の警察官が出迎えてくれた。

「こんにちは、水原奈緒です。取材に来ました。」

警察官は落ち着いた口調で「こちらこそよろしくお願いします」と答えた。

奈緒はメモ帳を取り出し、今回の施策について質問を始める。

「この取り組みは具体的にどのような内容でしょうか?」

警察官は「町内会や自治体と密に連携し、防犯パトロールの強化や地域住民への啓発活動を行っています。
子供たちの安全を第一に考え、見守り活動を広げているところです」と説明した。

花夏が「住民の方々の反応はいかがですか?」と続けると、
警察官は「昔に比べると参加者は減っていますが、それでも根強く続けてくださる方々がいらっしゃいます。
こうしたつながりが事件の抑止力になると信じています」と語った。

奈緒は交番内に貼られた防犯ポスターやパトロール予定表に目を向けながら、心の中で「記者として、こうした地道な活動を伝えていくことが大事だ」と強く思った。

「ありがとうございました。記事を通して、地域の皆さんの安心につながればと思います」と締めくくった。
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