酔って寝てたら保護されましたが、これが恋の始まりだなんて聞いてません〜警察官の甘やかな独占欲に包まれて〜
狩野が問いかける。

「やりたい人はいるか?」

ほぼ社会部の全員が手を挙げた。
もちろん奈緒も静かに手を上げていた。

会議室に一瞬、沈黙が流れる。

狩野が続ける。

「だろうな。じゃあ、どうやって決める?」

数秒の間をおいて、誰かが口を開く。

「プレゼン形式で自分のプランを話して、一番説得力のある人がリーダーになるとか?」

別の声も加わる。

「取材力や人脈も評価して、総合点で決めるのはどうでしょう?」

また別の意見も。

「期間を決めてローテーションでやってみて、最終的に成果を見て決める方法もありますね。」

狩野はそれらの意見に頷きながら、次の指示を考えていた。

「一番平等なチャンスを与えられるのは、プレゼンをして一番良い人に投票する形式かもしれないな。」

皆んなもその意見に頷いた。

花夏が口を開く。

「チャンスはみんなにあるべきだと思いますので、賛成です。」

その言葉に会議室の空気が一段と引き締まった。
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