魔法使い時々王子
やがて——
騎士が、ゆっくりと手を上げた。
仮面に触れ——
外す。
現れたその顔を見た瞬間。
アリスの瞳が、大きく揺れた。
「……シド……?」
信じられないものを見るように、名前を呼ぶ。
シドは、ほんのわずかに息を吐いた。
「……久しぶりだな」
その声を聞いた瞬間——
張り詰めていた何かが、ほどけた。
アリスは駆け出していた。
気づいた時には、もう——
シドの胸に飛び込んでいた。
「……っ、シド……!」
強く抱きしめる。
離れていた時間を埋めるように。
シドもまた、一瞬だけ驚いたように目を見開き——
やがて静かに、腕を回した。
「……元気そうで、よかった」
低く、優しい声。
アリスはその胸元に顔を埋めたまま、小さく頷く。
「……会いたかった」
その言葉に、シドの手がわずかに強くなる。
短い沈黙。
けれど、それは決して重いものではなかった。
ただ——確かめ合うような、穏やかな時間。
やがて、アリスが少しだけ顔を上げる。
「……セオが?」
「ああ」
シドは頷いた。
「多分な」
二人は、自然と小さく笑い合う。
騎士が、ゆっくりと手を上げた。
仮面に触れ——
外す。
現れたその顔を見た瞬間。
アリスの瞳が、大きく揺れた。
「……シド……?」
信じられないものを見るように、名前を呼ぶ。
シドは、ほんのわずかに息を吐いた。
「……久しぶりだな」
その声を聞いた瞬間——
張り詰めていた何かが、ほどけた。
アリスは駆け出していた。
気づいた時には、もう——
シドの胸に飛び込んでいた。
「……っ、シド……!」
強く抱きしめる。
離れていた時間を埋めるように。
シドもまた、一瞬だけ驚いたように目を見開き——
やがて静かに、腕を回した。
「……元気そうで、よかった」
低く、優しい声。
アリスはその胸元に顔を埋めたまま、小さく頷く。
「……会いたかった」
その言葉に、シドの手がわずかに強くなる。
短い沈黙。
けれど、それは決して重いものではなかった。
ただ——確かめ合うような、穏やかな時間。
やがて、アリスが少しだけ顔を上げる。
「……セオが?」
「ああ」
シドは頷いた。
「多分な」
二人は、自然と小さく笑い合う。