魔法使い時々王子
は、初めまして。ローズと申します」
少し緊張した面持ちで、ローズはダリウスに挨拶をした。
そして、ダリウスから視線を外すと、そっとアリスの耳元へ顔を寄せる。
「……こんな素敵な従兄弟がいるなんて、聞いてないわ!」
その小さな囁きに、アリスは思わず苦笑した。
「私だって、まさかこんなところで会うなんて思ってもいなかったもの」
するとローズは、少しだけ頬を赤く染めながらダリウスの方へ向き直った。
「あ、あの……」
一度深呼吸をしてから、そっと手を差し出す。
「よろしければ、ご一曲お願いできますか?」
突然の誘いに、ダリウスは一瞬だけ目を瞬かせた。
そして、ちらりとアリスを見る。
まるで「行っても大丈夫か?」と確認するような視線だった。
アリスが小さく微笑むと、ダリウスも穏やかに頷いた。
「喜んで」
そう言って、ローズの手を取る。
二人は音楽に合わせて、ゆっくりと踊り始めた。
取り残されたアリスは、ぽつんとその場に立ち、二人の姿を眺める。
(……ローズ、ダリウスのことを気に入ったのかしら)
そんなことを思いながら、小さく笑みをこぼした。
やがて曲が終わると、ローズは上機嫌な様子でアリスの元へ戻ってくる。
「アリス!」
頬を少し紅潮させながら、嬉しそうに声を弾ませた。
「ダリウスさん、とってもダンスがお上手なのね!」
「お褒めいただき、光栄です」
ダリウスは照れた様子も見せず、自然に一礼する。
その後もローズはダリウスと楽しそうに話をしたり、次の曲が流れればまた踊ったりしていた。
アリスはそんな二人を少し離れた場所から眺める。
少しだけ呆れながらも、その楽しそうな笑顔を見ていると、止める気にはなれなかった。
むしろ――。
ローズがこんなにも無邪気に笑っている姿を見られて、アリスまで嬉しくなっていた。
少し緊張した面持ちで、ローズはダリウスに挨拶をした。
そして、ダリウスから視線を外すと、そっとアリスの耳元へ顔を寄せる。
「……こんな素敵な従兄弟がいるなんて、聞いてないわ!」
その小さな囁きに、アリスは思わず苦笑した。
「私だって、まさかこんなところで会うなんて思ってもいなかったもの」
するとローズは、少しだけ頬を赤く染めながらダリウスの方へ向き直った。
「あ、あの……」
一度深呼吸をしてから、そっと手を差し出す。
「よろしければ、ご一曲お願いできますか?」
突然の誘いに、ダリウスは一瞬だけ目を瞬かせた。
そして、ちらりとアリスを見る。
まるで「行っても大丈夫か?」と確認するような視線だった。
アリスが小さく微笑むと、ダリウスも穏やかに頷いた。
「喜んで」
そう言って、ローズの手を取る。
二人は音楽に合わせて、ゆっくりと踊り始めた。
取り残されたアリスは、ぽつんとその場に立ち、二人の姿を眺める。
(……ローズ、ダリウスのことを気に入ったのかしら)
そんなことを思いながら、小さく笑みをこぼした。
やがて曲が終わると、ローズは上機嫌な様子でアリスの元へ戻ってくる。
「アリス!」
頬を少し紅潮させながら、嬉しそうに声を弾ませた。
「ダリウスさん、とってもダンスがお上手なのね!」
「お褒めいただき、光栄です」
ダリウスは照れた様子も見せず、自然に一礼する。
その後もローズはダリウスと楽しそうに話をしたり、次の曲が流れればまた踊ったりしていた。
アリスはそんな二人を少し離れた場所から眺める。
少しだけ呆れながらも、その楽しそうな笑顔を見ていると、止める気にはなれなかった。
むしろ――。
ローズがこんなにも無邪気に笑っている姿を見られて、アリスまで嬉しくなっていた。