魔法使い時々王子
「ねぇ、ダリウス。お願いがあるの」
アリスが急に真剣な表情になったので、ダリウスは少し身構えた。
「なんだ?」
アリスは躊躇いがちに口を開く。
「しばらく……ここに滞在してもらえないかしら」
意外な頼みに、ダリウスは目を瞬かせた。
「俺に?」
アリスは静かに頷く。
ダリウスはソファにもたれながら腕を組んだ。
「……何かあったのか?」
その問いかけに、アリスは手を握りしめた。
そして。
星晶のこと。
イスタリア国王の要求。
そしてシドから提案された計画について。
今、自分が置かれている状況を包み隠さず話した。
ダリウスは途中で口を挟むことなく最後まで聞いていた。
やがて話が終わると、静かに立ち上がる。
窓辺へ歩み寄り、しばらく外を眺めた。
庭には春の日差しが降り注いでいる。
だがアリスの胸の内は、とても穏やかとは言えなかった。
沈黙が続く。
やがてダリウスは振り返った。
「……分かったよ、アリス」
その声は穏やかだった。
「計画が上手くいくのを見届けるまで、俺も側で支える」
アリスは目を見開いた。
「本当に……?」
「ああ」
ダリウスは笑う。
「お前一人で抱えるには重すぎる話だ」
アリスの胸から、張り詰めていたものが少しだけ抜けていく。
一人ではない。
そう思えた。
「ありがとう……ダリウス」
アリスが呟くと、ダリウスは肩をすくめた。
「礼なら全部終わってからにしてくれ」
その言葉に、アリスは久しぶりに心から笑った。
アリスが急に真剣な表情になったので、ダリウスは少し身構えた。
「なんだ?」
アリスは躊躇いがちに口を開く。
「しばらく……ここに滞在してもらえないかしら」
意外な頼みに、ダリウスは目を瞬かせた。
「俺に?」
アリスは静かに頷く。
ダリウスはソファにもたれながら腕を組んだ。
「……何かあったのか?」
その問いかけに、アリスは手を握りしめた。
そして。
星晶のこと。
イスタリア国王の要求。
そしてシドから提案された計画について。
今、自分が置かれている状況を包み隠さず話した。
ダリウスは途中で口を挟むことなく最後まで聞いていた。
やがて話が終わると、静かに立ち上がる。
窓辺へ歩み寄り、しばらく外を眺めた。
庭には春の日差しが降り注いでいる。
だがアリスの胸の内は、とても穏やかとは言えなかった。
沈黙が続く。
やがてダリウスは振り返った。
「……分かったよ、アリス」
その声は穏やかだった。
「計画が上手くいくのを見届けるまで、俺も側で支える」
アリスは目を見開いた。
「本当に……?」
「ああ」
ダリウスは笑う。
「お前一人で抱えるには重すぎる話だ」
アリスの胸から、張り詰めていたものが少しだけ抜けていく。
一人ではない。
そう思えた。
「ありがとう……ダリウス」
アリスが呟くと、ダリウスは肩をすくめた。
「礼なら全部終わってからにしてくれ」
その言葉に、アリスは久しぶりに心から笑った。