魔法使い時々王子
シドは自室へ戻ろうと廊下を歩いていた。
すると前方からルイの側近がやって来る。
「シド様」
「どうした?」
「ルイ様がお呼びです」
シドは一瞬だけ表情を引き締めた。
こんな時間に呼び出される理由は、一つしか思い当たらない。
「分かった」
そう答え、側近の後についていく。
しばらくして王太子の私室へと辿り着いた。
重厚な扉が開かれる。
中に入ると、ルイはソファに腰掛けていた。
建国記念日の式典を終えたばかりだというのに、疲れた様子は見せていない。
だが、その表情はどこか硬かった。
「来たか」
ルイは向かいの席を示した。
「君も座るといい。式典は疲れただろう」
「ありがとうございます」
シドは一礼し、腰を下ろした。
部屋にはしばし沈黙が流れる。
やがてルイが口を開いた。
「さっそくだが――父上は三日後、再びミロへ使者を送る」
シドの表情が僅かに引き締まる。
「最終通達だ」
ルイは静かに続けた。
すると前方からルイの側近がやって来る。
「シド様」
「どうした?」
「ルイ様がお呼びです」
シドは一瞬だけ表情を引き締めた。
こんな時間に呼び出される理由は、一つしか思い当たらない。
「分かった」
そう答え、側近の後についていく。
しばらくして王太子の私室へと辿り着いた。
重厚な扉が開かれる。
中に入ると、ルイはソファに腰掛けていた。
建国記念日の式典を終えたばかりだというのに、疲れた様子は見せていない。
だが、その表情はどこか硬かった。
「来たか」
ルイは向かいの席を示した。
「君も座るといい。式典は疲れただろう」
「ありがとうございます」
シドは一礼し、腰を下ろした。
部屋にはしばし沈黙が流れる。
やがてルイが口を開いた。
「さっそくだが――父上は三日後、再びミロへ使者を送る」
シドの表情が僅かに引き締まる。
「最終通達だ」
ルイは静かに続けた。