魔法使い時々王子
2人が部屋から出て行った後、アリスはゆっくりと窓を開けた。
風が頬を撫で、静かな空気が部屋へ流れ込む。
アリスは窓辺に立ち、夜空を見上げた。
――シドから、何か連絡は来ていないだろうか。
そんな思いで辺りを見渡す。
だが、伝書鳥のエミリーの姿はどこにも見当たらなかった。
アリスは引き出しを開け、小さな笛を手に取る。
これを吹けば、エミリーはすぐに飛んで来てくれる。
けれど、その手は途中で止まった。
「……ううん」
静かに首を横へ振ると、笛を元の場所へ戻す。
今、シドに頼るべきではない。
これから先、どんな未来が待っていたとしても――。
やるべきことは、もう決まっている。
この計画を成功させること。
星晶を守り、この国で暮らす人々を守ること。
そのために、自分にできることを、最後までやり遂げる。
ただ、それだけだった。
アリスはそっとベッドに腰を下ろし、胸に手を当てる。
ゆっくりと息を吸い、静かに吐き出した。
揺れていた心は、まだ完全に晴れたわけではない。
それでも、その瞳には確かな決意の光が宿っていた。
風が頬を撫で、静かな空気が部屋へ流れ込む。
アリスは窓辺に立ち、夜空を見上げた。
――シドから、何か連絡は来ていないだろうか。
そんな思いで辺りを見渡す。
だが、伝書鳥のエミリーの姿はどこにも見当たらなかった。
アリスは引き出しを開け、小さな笛を手に取る。
これを吹けば、エミリーはすぐに飛んで来てくれる。
けれど、その手は途中で止まった。
「……ううん」
静かに首を横へ振ると、笛を元の場所へ戻す。
今、シドに頼るべきではない。
これから先、どんな未来が待っていたとしても――。
やるべきことは、もう決まっている。
この計画を成功させること。
星晶を守り、この国で暮らす人々を守ること。
そのために、自分にできることを、最後までやり遂げる。
ただ、それだけだった。
アリスはそっとベッドに腰を下ろし、胸に手を当てる。
ゆっくりと息を吸い、静かに吐き出した。
揺れていた心は、まだ完全に晴れたわけではない。
それでも、その瞳には確かな決意の光が宿っていた。