魔法使い時々王子
会場へ到着すると、そこにはすでに多くの招待客が集まっていた。
煌びやかな衣装を纏った貴族たちが談笑し、優雅な音楽が流れる。
やがて、アリスが会場へ足を踏み入れると、入り口に立つ式典官が声を張り上げた。
「王太子妃、アリス様のご入場です」
その声に、会場にいた者たちの視線が一斉に集まる。
アリスは穏やかな笑みを浮かべながら、ホールの中へ進んだ。
すると、次々と貴族たちが挨拶へと訪れる。
「王太子妃殿下、ご機嫌麗しゅうございます」
「お久しぶりでございます」
アリスは一人一人に丁寧に言葉を返していった。
会場には国王の姿もあり、そしてセオもすでに到着していた。
アリスはローズ、ダリウス、リトと共に、訪れる客人たちとの挨拶を交わしていた。
その時――
「……っ」
突然、会場の空気が変わった。
ザワッ……。
人々の間から驚きの声が漏れる。
誰もが入り口へ視線を向けた。
そこに立っていたのは――
「王妃様……?」
誰かが呟く。
王妃アルシエラだった。
招待客たちはもちろん、普段冷静なリトでさえ、驚きを隠せない表情を浮かべていた。
アルシエラが公の場へ姿を見せることは、ほとんどなかったからだ。
ノエルを伴い、アルシエラはゆっくりと会場を歩いてくる。
そして、アリスの前で足を止めた。
「こんばんは」
優しく声を掛けられ、アリスは目を細める。
「お母様、こんばんは」
アリスは深く頭を下げた。
アルシエラは微笑み、その場を後にする。
しばらくその背中を見送っていたリトが、静かに口を開いた。
「……母上が参加すること、知っていたのか?」
アリスは頷く。
「ええ。昨日、お茶をした時に仰っていたわ」
煌びやかな衣装を纏った貴族たちが談笑し、優雅な音楽が流れる。
やがて、アリスが会場へ足を踏み入れると、入り口に立つ式典官が声を張り上げた。
「王太子妃、アリス様のご入場です」
その声に、会場にいた者たちの視線が一斉に集まる。
アリスは穏やかな笑みを浮かべながら、ホールの中へ進んだ。
すると、次々と貴族たちが挨拶へと訪れる。
「王太子妃殿下、ご機嫌麗しゅうございます」
「お久しぶりでございます」
アリスは一人一人に丁寧に言葉を返していった。
会場には国王の姿もあり、そしてセオもすでに到着していた。
アリスはローズ、ダリウス、リトと共に、訪れる客人たちとの挨拶を交わしていた。
その時――
「……っ」
突然、会場の空気が変わった。
ザワッ……。
人々の間から驚きの声が漏れる。
誰もが入り口へ視線を向けた。
そこに立っていたのは――
「王妃様……?」
誰かが呟く。
王妃アルシエラだった。
招待客たちはもちろん、普段冷静なリトでさえ、驚きを隠せない表情を浮かべていた。
アルシエラが公の場へ姿を見せることは、ほとんどなかったからだ。
ノエルを伴い、アルシエラはゆっくりと会場を歩いてくる。
そして、アリスの前で足を止めた。
「こんばんは」
優しく声を掛けられ、アリスは目を細める。
「お母様、こんばんは」
アリスは深く頭を下げた。
アルシエラは微笑み、その場を後にする。
しばらくその背中を見送っていたリトが、静かに口を開いた。
「……母上が参加すること、知っていたのか?」
アリスは頷く。
「ええ。昨日、お茶をした時に仰っていたわ」