魔法使い時々王子
町では最近、魔法薬が出回っていた。
魔法薬の販売には本来、王宮への届け出が必要であり、管理は厳しく行われているはずだった。しかし、その薬には届け出の記録がなく、正規ルートではないことがすぐに判明する。
「王宮に登録のある薬師は、あの一軒だけのはずよ」
そう話すロザリアの顔には、緊張の色が浮かんでいた。
町にある唯一の魔法薬店も、この薬は自分のものではないと証言している。
不穏な空気を感じ取ったロザリアは、調査のためシドを同行させ、町へと向かわせた。
調査の末、シドは町の外れにある路地裏で、こっそり魔法薬を売る一人の少女を見つける。
白い布で簡単に作られた屋台のような机。
その上には、小瓶に入った魔法薬が整然と並べられていた。
その前に立っていたのは――シドと同い年ほどの、長い銀髪の少女だった。
「……君が、売ってるのか?名前は?」
綺麗な銀髪は腰まで伸びて緩やかにウェーブしている。
シドが問いかけると、大きな瞳で見上げた。
「……セラよ。」
魔法薬の販売には本来、王宮への届け出が必要であり、管理は厳しく行われているはずだった。しかし、その薬には届け出の記録がなく、正規ルートではないことがすぐに判明する。
「王宮に登録のある薬師は、あの一軒だけのはずよ」
そう話すロザリアの顔には、緊張の色が浮かんでいた。
町にある唯一の魔法薬店も、この薬は自分のものではないと証言している。
不穏な空気を感じ取ったロザリアは、調査のためシドを同行させ、町へと向かわせた。
調査の末、シドは町の外れにある路地裏で、こっそり魔法薬を売る一人の少女を見つける。
白い布で簡単に作られた屋台のような机。
その上には、小瓶に入った魔法薬が整然と並べられていた。
その前に立っていたのは――シドと同い年ほどの、長い銀髪の少女だった。
「……君が、売ってるのか?名前は?」
綺麗な銀髪は腰まで伸びて緩やかにウェーブしている。
シドが問いかけると、大きな瞳で見上げた。
「……セラよ。」