虐げられた少女は闇の支配者に愛される。
そこで、夢が覚めた。

あれはいつの頃の思い出だろうか。

昔過ぎて覚えていないが、お母さんとお父さんに会いたいな。

というか、ここどこだろう。

「っ!!」

体を起き上がらせようとすると、お腹に痛みが走った。

痛みに耐えながら、上半身だけを起き上がらせた。

私が寝ていた場所は和室だった。

だが、和室といってもそこいらにある和室とはなんだか雰囲気が違う。

そんなことを考えていると、襖が開いた。
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