パーカー女子は、フードを彼に引っ張られて2

第一話『今日もパーカー日和』

冬。
肌寒い日が続く季節にピッタリなのがパーカーです。

私の名前は彩。
パーカーが大好きな私立桜ヶ丘高校の1年生。

私がパーカーを着ていると、彼氏の賢人にフードを引っ張られてしまいます…

でも、そんな賢人にフードを引っ張って欲しくて、私は今日もお気に入りの可愛いパーカーを着ているんです。

今日の私は、お気に入りのフィントの白い裏起毛パーカーに、フェリシモの花柄のボアフードのパーカーを羽織っています。
フェリシモの紺色のベロア生地のロングスカートと合わせて、アリームの白いリュックを背負っています。


「賢人…どこかな…?」

私はデートの待ち合わせ場所である駅前に到着しました。

賢人はまだ着ていないようで、あたりをキョロキョロと見回してみます。

その時…

「きゃっ…!」

誰かに羽織っていたパーカーの花柄のボアフードを後ろから引っ張られました。

驚いて振り向くと賢人がいました。

「もう…賢人…」

「やあ!彩ちゃん」

賢人は私のパーカーのフードを引っ張りながら笑っていました。

「急に引っ張らないでよ…」

「彩ちゃんの困ってる顔が可愛いんだよ」

私は賢人にそう言われて照れてしまいました。

「フード引っ張るのもいいけど、そろそろ行こうよ」

「花柄のフードが可愛くてつい」

賢人にパーカーを気に入られて嬉しくなってしまいます。

「後でまた引っ張らせてあげるから」

私は賢人にそう言うと、賢人はフードから手を離しました。

「今日はダブルパーカーだね」

「そうなの。フードが重なってて可愛いでしょ?」

「うん…引っ張りがいがありそう」

「賢人、もう…」

私はその後、賢人と一緒に楽しくデートをしました。

時々、やっぱり賢人にフードを引っ張られましたが、それもまた私は嬉しかったんです。


いっぱい賢人と遊んだ後、駅で賢人と別れて私は帰りの電車に乗りました。









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