(番外編集)それは麻薬のような愛だった
「だ、だって、嬉しくて、」
「……」
「いっちゃんが嫉妬してくれることとか、さ、触りたいって思ってくれることとか、全部が嬉しくて…」
「雫…」
「…いっちゃんのこと、大好き、だから」
伊澄達にとって、本来愛を確かめ合う為の行為はそうではなくなってしまっていた。それが自分のせいである事も、伊澄は痛いほどに理解していた。
だからこそ触れることに躊躇した。もう二度と雫を傷つけたくなかったから。
けれど雫が嫌じゃないのなら。やめなくていいといってくれるなら、甘えてしまいたい。
あれほどまでに焦がれ、溺れた雫の気持ちが手に入った。なのにそれだけでは飽き足らず、それ以上を求めてしまう。雫の心だけでなく身体も全て自分のものであると、どうしても、自身に刻み込みたかった。
「雫…こっち、来てくれ」
裾を掴む手を優しく握り、引き寄せる。華奢な体は素直に寄りかかり、伊澄の望んだ通りに膝の上に腰を落とした。
「いっちゃ…」
何かを言いかけた雫の唇を喰むように奪い、腰に回した腕に力を込める。甘くさえ感じる雫とのキスを堪能しながら柔らかな太腿を撫で、付け根の方へと手を滑らせた。
そのまま中心へ指を添えると、雫は声を漏らしながら眉を下げた。
「痛いか?」
「!う、ううん、大丈夫…」
「…無理はするな。お前に痛い思いさせてまでしたいわけじゃねえ」
「ち、ちが…!うそじゃないの…っ」
伊澄の肩を掴み、雫は瞳も頬も真っ赤にしながら言う。
「ひ、久しぶりだから…、びっくりしただけで、本当に大丈夫、だから…」
「……」
半信半疑のまま伊澄は離しかけた指でショーツのクロッチ部分を撫でる。するとその言葉通り、雫の体は動きに合わせてビクビクと跳ね、割れ目がゆっくりと濡れていくのがわかった。