【完結】記憶をなくした女騎士、子育てに奔走していたら元彼が追いかけてきたらしい
「子どもたちをお願いね?」
クラリッサは近くにいた侍女に目配せをした。すると彼女は、アンドリューとヘリオスを連れて、庭園の奥へと向かう。
「向こうに遊具があるの。アンドリューもここでおとなしくできるような年でもないし、子どもたちには目いっぱい遊んでもらいましょう」
そういった心遣いは嬉しいものだ。一気にクラリッサに心を奪われてしまった。
目の前には香りのよいお茶と、見ているだけでも楽しくなるような可愛らしいお菓子のスタンドが並べられた。
「ジェイラスがあなたとお付き合いしていると聞いたときから、本当はずっと会いたかったのよ? だけどジェイラスはあなたを紹介してくれないし」
クラリッサが不満げに唇を尖らせる。
「当時はわたくしも、まだ王太子の婚約者という立場でしたけれど。紹介ぐらいしてくれてもいいわよね?」
「あの……妃殿下とジェイラスさんのご関係をお聞きしても?」
「ああ、ごめんなさい。あなたの今の状況は聞いてはいるのだけれど。ランドルフ、ジェイラス、わたくしは幼馴染みみたいなものよ。ジェイラスがランドルフの遊び相手として王城に来ていたのは知っているかしら?」
クラリッサは近くにいた侍女に目配せをした。すると彼女は、アンドリューとヘリオスを連れて、庭園の奥へと向かう。
「向こうに遊具があるの。アンドリューもここでおとなしくできるような年でもないし、子どもたちには目いっぱい遊んでもらいましょう」
そういった心遣いは嬉しいものだ。一気にクラリッサに心を奪われてしまった。
目の前には香りのよいお茶と、見ているだけでも楽しくなるような可愛らしいお菓子のスタンドが並べられた。
「ジェイラスがあなたとお付き合いしていると聞いたときから、本当はずっと会いたかったのよ? だけどジェイラスはあなたを紹介してくれないし」
クラリッサが不満げに唇を尖らせる。
「当時はわたくしも、まだ王太子の婚約者という立場でしたけれど。紹介ぐらいしてくれてもいいわよね?」
「あの……妃殿下とジェイラスさんのご関係をお聞きしても?」
「ああ、ごめんなさい。あなたの今の状況は聞いてはいるのだけれど。ランドルフ、ジェイラス、わたくしは幼馴染みみたいなものよ。ジェイラスがランドルフの遊び相手として王城に来ていたのは知っているかしら?」