(改稿版)小児科医の恋愛事情 ~ 俺を選んでよ…もっと大事にするから ~
21時半過ぎに、自然に目が覚めた。
眠っていても、どこかで緊張が続いているからだろう。
コンコンコン。
研究室のドアをノックする音が、かすかに聞こえた。
仮眠スペースからだと、ドアまで少し距離があるから音が小さい。
何だろう・・。
急変の呼び出しなら、枕元に置いた医療用スマートフォンが振動するはずだし。
俺は起き上がり、簡易ベッドを出て研究室のドアを開けた。
「えっ!」
俺の目の前に現れたのは・・。
「お弁当持って来たよ。もちろん、高浜教授の分も」
そう言って微笑む彼女がいた。
「どう・・して?」
「さっきの電話の感じだと、ふたりとも赤ちゃんのことが気になって、食事を買いに行くどころじゃないだろうなと思ったのと・・。ほら、今夜はケータリングのおかずがたくさんあったから、少しずつ食べれるようにお弁当にしてきたの」
「茉祐・・」
「食べる時間ありそう? タイミング悪かったかな」
「いや、あと20分くらいあるから食べるよ。22時から申し送りして、高浜教授と交代なんだ」
「良かった。じゃあお弁当のこと、祐一郎から高浜教授にも伝えてくれる?」
俺は手渡されたおにぎりの包みを開きながら頷く。
彼女が弁当の蓋を開けると、いろいろなおかずがひと口サイズにカットしてあり、フォークで刺すだけで食べられるようになっていた。
「ところで、茉祐は食べたの? お弁当にしちゃったら、茉祐の分が無くなったんじゃない?」
「それは大丈夫。お弁当っていっても、しっかり食事するほどの量にはしていないの。眠くなってしまうでしょう?
それに、作りながら余った分を私もつまんできたから」
「そうか、それなら良かったけど。・・茉祐、今夜ごめん・・。楽しみにしてたよね」
俺は仕事だからと言い訳せず、彼女に謝った。
眠っていても、どこかで緊張が続いているからだろう。
コンコンコン。
研究室のドアをノックする音が、かすかに聞こえた。
仮眠スペースからだと、ドアまで少し距離があるから音が小さい。
何だろう・・。
急変の呼び出しなら、枕元に置いた医療用スマートフォンが振動するはずだし。
俺は起き上がり、簡易ベッドを出て研究室のドアを開けた。
「えっ!」
俺の目の前に現れたのは・・。
「お弁当持って来たよ。もちろん、高浜教授の分も」
そう言って微笑む彼女がいた。
「どう・・して?」
「さっきの電話の感じだと、ふたりとも赤ちゃんのことが気になって、食事を買いに行くどころじゃないだろうなと思ったのと・・。ほら、今夜はケータリングのおかずがたくさんあったから、少しずつ食べれるようにお弁当にしてきたの」
「茉祐・・」
「食べる時間ありそう? タイミング悪かったかな」
「いや、あと20分くらいあるから食べるよ。22時から申し送りして、高浜教授と交代なんだ」
「良かった。じゃあお弁当のこと、祐一郎から高浜教授にも伝えてくれる?」
俺は手渡されたおにぎりの包みを開きながら頷く。
彼女が弁当の蓋を開けると、いろいろなおかずがひと口サイズにカットしてあり、フォークで刺すだけで食べられるようになっていた。
「ところで、茉祐は食べたの? お弁当にしちゃったら、茉祐の分が無くなったんじゃない?」
「それは大丈夫。お弁当っていっても、しっかり食事するほどの量にはしていないの。眠くなってしまうでしょう?
それに、作りながら余った分を私もつまんできたから」
「そうか、それなら良かったけど。・・茉祐、今夜ごめん・・。楽しみにしてたよね」
俺は仕事だからと言い訳せず、彼女に謝った。