(改稿版)小児科医の恋愛事情 ~ 俺を選んでよ…もっと大事にするから ~
『茉祐、おはよう。今日は何時に終わる? 迎えに行くよ』

当直を終え、病院を出てすぐ彼女にメッセージを送る。
もしかしたら打ち上げのような飲み会があるかもしれないけれど、明日は休みだし迎えが遅くなってもいいと考えていた。

『今日は早番シフトにアサインされたから、16時には終わるよ。少し延びたとしても、16時半にはホテルに戻れると思う』

やった。
気を良くした俺は、流れでもうひとつ聞いてみる。

『そういえば、昨日は大翔と話せた?』

『それが、もう必要ないみたい。悩みのタネだったハルの彼女から連絡があったらしくて、そっちに行くからって。
祐一郎にも相談してたんでしょ? 本当に人騒がせだよねぇ』

なんだ・・そうか・・。
ホッとして、笑みがこぼれる。

『じゃあ、終わる頃に迎えに行くから。今日も頑張って』

そうメッセージを送り、ポケットにスマートフォンをしまった。

あー、なんか安心したら眠くなってきた・・。
俺は家に帰るとそのままベッドに潜り込み、昼過ぎまで眠った。


短時間でもしっかり眠れたのと、気持ちがだいぶ晴れたことで、車で彼女を迎えに行こうと考える。
そう・・彼女のお母さんの車で。

彼女がこのマンションに引っ越してきたタイミングで駐車場を契約をし、置いてあるのだ。

「さて・・行きますか」

金曜とはいえまだ昼過ぎだからか、それほど道は混んでいない。
余裕を持って出たこともあり、15時を回った頃にホテルに着いた。





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