四神の国の白虎さま
「えっとね。トリロンは、トリプルロンの略で3人が同時にロンすることだよ。ルールによっては流局……誰もアガることなく一局が終わることを流局って言うんだけど……トリロンって、流局になることもあるんだよね」

僕の隣で一緒に観戦をしていた朱雀様が、そう教えてくれる。

「……教えていただき、ありがとうございます」

他にも朱雀様にいろいろと教えてもらっていると、いつの間にか試合は終わったのか、紫陽に声をかけられる。

「心晴も、一緒にやってみる?僕、隣でいろいろと教えるし」

紫陽の言葉に、僕は「やりたい」と頷いた。

まだここに来て、1日も過ぎてない。だけど、ここで暮らすことに不安はない。

いつか、四神の役に立てる日が来ますように。

そう願いながら、僕は席に着いた。
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