青空に輝く君に恋した日
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私は急いでクラス表を確認して教室に滑り込んだ。
ま…間に合った…。
みんなの視線が一気に私に集まる。
う…気まずい…。
私はいそいそと自分の席についた。
「おはよー。冬歌が遅刻ギリギリなんて珍しいね~。」
春奈が私の席の方に来て言った。
この子は幼馴染で親友の小林春奈ちゃん。
明るくて元気いっぱいの女の子なんだ!
「うん…。不安なこと沢山あって、昨日全然眠れなかったんだよね…。」
私が打ち明けると、
「あぁ~~~。冬歌は男子のこととかあるもんね~。」
と返してきた。
そう。私は男子が苦手。男の先生とかも。
話すとか絶っっっ対に無理!
このことは春奈にしか話していない。
家族とかに心配かけたくないもん…。
この体質、どうしても周りとか気にしちゃうし、けっこう大変なんだよね…。