小さいころからずっと好き
イチゴのように赤く染まった頬を見たのと、今まで見たことがない表情をしていたこともあり、新は笑いをこらえる。



「ばかにしてるんでしょ!?」


「してないって……かわいいな~って。本当かわいい」



イチゴのショートケーキが乗ったお皿を持って、新は隣に座る。



「ほら、顔上げて。本当に食べちゃうよ」



おそるおそる顔を上げると、口の中に甘酸っぱい味が広がる。



「ん」


「おいしい?」



新に押し付けられたイチゴを未桜は頬張りながら、縦に首を振る。一口食べ終わるごとに、新は未桜の口にもくもくとケーキを運ぶ。



「……リスみたい」


「食べさせてるのはそっちでしょ、笑わないでよ」


「小動物みたいに素直に食べててかわいいな~って」



頭のねじが外れたのか、新は『かわいい』としか言わなくなった。まるでbotみたいだ。きっかけは『両想い』という言葉だろう。



「それで、僕の何が好きなの?」



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