小さいころからずっと好き
「……」
ゆっくりゆっくりと言葉を発しながら、再び新と目線が交わる。
このチャンスはのがしてはいけないと思い、未桜はもう1度固くこぶしを握りなおす。
「だっだから!すっ…………す……き。好きなの……」
緊張した結果、大事なところで声が裏返ってしまった。
恥ずかしさのあまり、未桜は手のひらで顔を覆うが、新の反応が気になり指と指の間から様子を窺うと、口元を手で覆い隠している。未桜の熱がうつったのか耳も赤く染まっているように見える。
「びっくりした。好きなところだけって言ったのに、嫉妬の話とか告白までしてくれるなんて思わなかったから……ありがとう」
未桜が出した答えに、新は屈託のない、柔らかい表情で話すのであった。
*・*・*・*・*
新の髪型が変わり、初めての登校日。
予想通り、教室に入ると同時にクラスメイトから驚かれ特に女子からは毎日、声をかけられることが多くなった。