君の隣が、いちばん遠い


彼の言葉に、わたしは頷いた。


これまでの3年間。

笑った日も、泣いた日も、不安だった夜も、すべてが“青春”だった。


だけど、それはもう過去になる。明日からは、新しい日々が始まる。



それでも。


「きっと、大丈夫だよね。これからも」

「……ああ。ちゃんと、ふたりで進んでいけるよ」


静かに差し出された彼の手を、わたしは迷わず握った。


どこにいても、わたしたちはきっと、大丈夫だ。





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