【番外編】過保護な医者に、今度は未来まで守られてます
お風呂も、髪を乾かすのも、全部“大雅お姫様サポート係”が担当した。
ベッドに並んで横になった雪乃は、さっそく腕を差し出してくる。
「だっこ」
「はいはい、お姫様。こっちへどうぞ」
大雅が腕を広げると、雪乃は小さく笑って、するりともぐり込む。
胸元に顔をうずめ、深く息を吸い込んだ。
「んー……たいがの匂い、すき」
「それは光栄です、お姫様」
「もっとぎゅーして?」
「かしこまりました。最大限の圧でぎゅーを」
優しく、それでいてしっかりと包み込まれる感覚に、雪乃の心も身体も、とろけるように緩んでいく。
「今日だけだよ? こんなわがまま聞くのは」
「うん。今日だけだから、わがまま放題してるんだよ……明日も今日ってことにしていい?」
「……お姫様、それは契約違反の香りがします」
「だって……がんばったんだもん。えーん」
「泣けばいいって思ってるな、さては」
「だってだって……今日だけって言うから、さみしくなるんだもん……」
鼻を鳴らしながらすり寄ってくる雪乃を見て、大雅は苦笑いするしかない。
「……わかった。今日だけって言ったけど、明日も、その次も、ずっとお姫様でいいよ。俺の」
「ほんと?」
「ほんと。だから、今日だけは全部任せて、ぐっすり眠って」
「じゃあ……子守唄歌って」
「……まじで言ってる?」
「お姫様命令」
「はあ……姫、容赦ないな」
小さく笑いながら、大雅は耳元で囁くように、低い声で優しく歌い始める。
メロディはおぼろげでも、言葉の端々に愛があふれていた。
雪乃のまぶたがだんだんと重くなっていく。
温もりと安堵に包まれながら、彼の腕のなかで呼吸が落ち着いていく。
「……たいが……すき……」
「うん、知ってる。俺も大好き」
そう囁いて、雪乃の額にそっとキスを落とす。
それはまるで、今日一日よくがんばった姫へのご褒美のようだった。
ベッドに並んで横になった雪乃は、さっそく腕を差し出してくる。
「だっこ」
「はいはい、お姫様。こっちへどうぞ」
大雅が腕を広げると、雪乃は小さく笑って、するりともぐり込む。
胸元に顔をうずめ、深く息を吸い込んだ。
「んー……たいがの匂い、すき」
「それは光栄です、お姫様」
「もっとぎゅーして?」
「かしこまりました。最大限の圧でぎゅーを」
優しく、それでいてしっかりと包み込まれる感覚に、雪乃の心も身体も、とろけるように緩んでいく。
「今日だけだよ? こんなわがまま聞くのは」
「うん。今日だけだから、わがまま放題してるんだよ……明日も今日ってことにしていい?」
「……お姫様、それは契約違反の香りがします」
「だって……がんばったんだもん。えーん」
「泣けばいいって思ってるな、さては」
「だってだって……今日だけって言うから、さみしくなるんだもん……」
鼻を鳴らしながらすり寄ってくる雪乃を見て、大雅は苦笑いするしかない。
「……わかった。今日だけって言ったけど、明日も、その次も、ずっとお姫様でいいよ。俺の」
「ほんと?」
「ほんと。だから、今日だけは全部任せて、ぐっすり眠って」
「じゃあ……子守唄歌って」
「……まじで言ってる?」
「お姫様命令」
「はあ……姫、容赦ないな」
小さく笑いながら、大雅は耳元で囁くように、低い声で優しく歌い始める。
メロディはおぼろげでも、言葉の端々に愛があふれていた。
雪乃のまぶたがだんだんと重くなっていく。
温もりと安堵に包まれながら、彼の腕のなかで呼吸が落ち着いていく。
「……たいが……すき……」
「うん、知ってる。俺も大好き」
そう囁いて、雪乃の額にそっとキスを落とす。
それはまるで、今日一日よくがんばった姫へのご褒美のようだった。