その声を聞かせて
そう言って唇を指でなぞられる。

一気に雰囲気がガラっと変わる凌。

そしてゆっくりと綺麗な顔が近づいて来てそっと口付けられると、自然と深くなるキス。

凌とのキスはなんだか磁石が引き寄せられるみたいに止まらなくなる。

でも息が…

「ん…はぁっ…」

タイミングを測ったように私を抱えて立ち上がるとそのままベッドルームと思われる部屋まで運ばれる。

部屋の中には大きなベッドが綺麗にベッドメイクされて静かにその時を待っていた。

肌触りの良い上質なシーツのかかったベッドにそっと下ろされそのまま覆い被さってくる。

私を見下ろすその瞳は、窓の外から照らす月明かりが凌を妖しく浮かび上がらせ、大人の色香を引き立たせる。

「こういう事…したいって思ってた?」
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