その声を聞かせて
「由麻。好きだよ」

甘く蕩ける声が私の鼓膜を通り脳が溶けそうになる。

ゾクゾクと全身に駆け巡る稲妻のような衝撃。

「この声は、お前にしか聞かせないから」

「はぁっ…んっ…」

極上の囁きと次々に襲ってくる快感の渦に飲まれ返事をする事もできない。

「由麻のこの声も…俺だけのもの」

「んっ…あっ…はぁっ…」

打ち付けられるたびに我慢できずに声が漏れ出る。

凌が座った上に座らされて腰を掴まれれば誘導されるがままに動いてしまう。

こんな…
こんな風に自分が乱される事なんてなかった。

凌の前だと私はこんな風になってしまうのか…

下から突き上げられ脳天まで響くほどの快感が、凌から与えられるものだと思うと幸せで、凌にも与えたくなる。

「クッ…ヤバい…」

「んっ…私もっ…好き…凌っ」

精一杯想いを伝える。

「マジで。これ以上煽んな。止まんなくなる」

「止めないでっ…」

「はぁっ…由麻っ…好きだっ…」

この真夏の熱帯夜が私たちを余計に燃え盛らせ、冷める事なく楽園へと導かれるように、果てても果てても止まる事はなかった。
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