その声を聞かせて
オールなんてここしばらくしてなかったのに、意外と元気なもんだ。

だてに鍛えてたわけじゃないらしい。

凌も大丈夫だったのかな。

今日は、アニメの収録だと言っていた。

あんなが声優って…

みんな聞いた事がある声と私が知る声は違う。

それが特別な物に感じて嬉しくなる。

何よりの宝物かもしれない。

「はい。お疲れ様でした」

「ふぅ…、ありがとう。あー、軽くなった」

佐竹さんは腕と首を回しながら満足そうに微笑む。

「またいつでもいらしてくださいね」

「うん。また来るよ」

午前中の仕事もあっという間に終えて昼休憩となる。

凌に連絡…

っておい!

まだ連絡先聞いてねぇ!

付き合ったのに!

そんな余裕無かったー!

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