その声を聞かせて
まぁ…いっか!

どうせ凌は仕事中は携帯なんて見れないだろうし。

イヤホンを耳に付けて、彼氏になったNRのアルバムを流す。

自分から耳を犯されにいく私は案外ドMかもしれない。
新発見。

ニヤけそう。

まさかだった…

凌が私の事を好いてくれてたなんて。

だってそうじゃん。

私が惚れんのはわかるよ?
あんないい男いないもん。

でも私の事は!?

あんな獰猛な野獣みたいな家族に囲まれて育ってさ。

男なんだか女なんだか自分でもたまに分かんなくなるわ。

そういや波瑠になんて言おうかな。

凌の職業は安易に教えられない。

でも波瑠の中でまだ凌は話せない人になってる。
んー?

話せないどころか、声を仕事にしてますよってな。

でも凌を知れば知るほど、川嶋暖の時の役で戦闘シーンとかで叫んだりするのが全く想像出来ない。

繋がらない。

だからスイッチ完璧だよね。

NRは生で聴いたからもう納得って感じだけど。
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