その声を聞かせて
でも普段、ほとんど表情が変わらないのにあんな情熱的な…

甘くて…優しくて…激しくて…

私は机に突っ伏す。

ダメだ。

落ち着け。

イヤホンからはNRの曲が流れる。

カッコいい。

私ももっと隣にいて恥ずかしくないようにせんと。

友達だったから、つい気を許してしまっていてすっぴんはもちろんヨレヨレの部屋着もバッチリ見られている。

そもそも私は間抜けな所ばかり見られてる。

私の部屋に来た時なんて、ご飯を食べてお腹がいっぱいになれば床にあぐらをかいて、缶ビール片手にあたりめを口に咥えて…

コメディ番組を見ながらゲラゲラ笑って…

あかん。

嫌われてしまう。

気抜きすぎてた。

私一人で勝手に惹かれてはいたけど、まさか凌がそんな目で見てると思ってなかったから、夢のまた夢みたいな感じで諦めてたし。

というかそもそも自分の気持ちに気づかないようにしていた。
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