その声を聞かせて
それにしてもさっきからすれ違う人の視線が…

やっぱりこんな男の隣は目立つな。

凌は人がいるからか話さなくなった。

そして連れて来られたのはオシャレなダイニングバー。

「いらっしゃい。二人?」

男性店員が親しそうに凌に話しかける。

凌は一度私を見てから彼を見て真顔のままコクっと頷く。

「おっけ。奥、空いてる」

そして凌はスタスタと奥へ行くとシェードで仕切られた場所へ入っていく。

ここだけ少し離れてる。
オシャレで大きめな観葉植物が更にこの席を隠してるみたいだ。

向かい合わせに座ったところで、さっきの男性店員がお冷とおしぼりとメニューを持って来た。

「ごゆっくり」

ニヤっと凌を見て笑う店員。

凌はシッシッと手で追い払った。
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