その声を聞かせて
朝、部屋に差し込む日差しで目が覚めるとちょうど凌のアラームがけたたましく鳴り出す。

ボリューム!

凌は私に手を回したままスヤスヤ寝てる。
それは静かに。

私はもぞもぞとなんとかして携帯に手を伸ばしてアラームを止める。

何かする予定だったのかな。

起こす?

一応声かけてみるか。

「凌…凌っ」

ゆさゆさゆする。

「んー…」

「アラーム鳴ったよ?」

「んんー…」

凌はベッドに座る私のお腹にギューっと抱きついてきてまた寝ようとする。

「ダーリーン」

ふざけて呼んでみれば、んん!? という顔で片目を開ける。

そしてのそのそ起き上がって片目ずつ目をぐりぐり擦っている。

何これ!
可愛い!

凌って寝起き悪いんだ。

「ははははっ、ダーリーン、おはよー」
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