その声を聞かせて
凌はフッと笑う。

「満足?」

するとムンっとダビデ像を破壊して凌が起き上がった。

そして砂まみれで私を急に担いで海までダッシュする凌。

「ええ!? ちょっと!」

そして海の中に二人でダイブした。

「凌ー!!」

「クハハッ」

凌は笑いながら私を抱き上げると奥へスーッと移動する。

「もう! 何!?」

「全然足りねぇ」

凌は私の耳元で私にだけ聞こえるように、ベッドで囁くみたいに言った。

ヒュッと息を飲む私。

海の中で私に触れる手はどこか大人の手つきにも感じる。

「こんな水着着たお前見て、俺がどれだけ我慢してるか知らないだろ」

凌にしがみついてつい見つめてしまう。

今ここに私たちしかいなかったらキスをしてしまいそうなくらい、凌の瞳は情欲的で熱い。


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