その声を聞かせて
ホテルに着いて部屋に案内されるとそこはスイートルームだった。

「普通の部屋じゃないの?」

「せっかくだし」

「え? もしかして自腹!?」

「んなのいいから」

もう本当に…
この感じだと間違いなく私の飛行機代も凌が出した。

サラッとそういう事しちゃうんだから…

私はまた凌に抱きつく。

「サムギョプサル食べるんだっけ? あとはサムゲタンな?」

そう言って携帯を片手に私を抱きしめながら店を探す凌。

もうそんなのどうでもいい。

私は凌の携帯を取り上げてポーイと大きなソファに放り投げた。

これには凌もポカンとしている。

「凌を食べる」

すると凌はため息をつく。

ちょっと責め過ぎたかな…

「由麻。俺結構今必死で我慢してんの」

「え?」

「由麻を想って作った曲を由麻の前で歌って、気持ち昂ってる」

凌は珍しく横を向いて目元を手で隠す。
何これ。

何これ!?
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