その声を聞かせて
そこからヘアメイクに入りそれこそAIみたいな完璧な風貌のアーティストになった。

「やば」

「今日は正面から見る?」

「うん。せっかくだからそうする」

「終わったらダッシュな」

「分かった任せて」

「あの、せっかくですし時間もまだあるので、彼女さんもいかがですか? 実は服も用意しちゃったんです」

「へ? 私の分まで?」

何で?

「いや、これは完全に私の趣味と言いますか。お綺麗でしたので、ははは」

「いんじゃん? してもらいなよ」

凌までそんな事を言い出す。

「ん、んじゃお願いします」

そしてあれよあれよとヘアメイクを施された。

「やば」

凌が私を見てぼそっと声をあげる。

「どっちのやばい?」

「めっちゃいいのやばい」

ハイトーンのロングヘアはセンターで二つに分けられ上から毛先までキツく編み込みをされた。

いつもより濃いめのメイクは、まつ毛が嘘みたいに長くなって目が倍くらいの大きさになったみたい。

そして真紅のリップ。
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