その声を聞かせて
「そうだったのか?」

「そう! もうびっくり!」

「凄いな」

「蒼翔の隣にいた子?」

「そう! 見えた?」

「あんま覚えてない」

香織こそめっちゃ美人だと思うんだけど。

「凌。着替えたら?」

何度も見てるけど、凌の裸は刺激が強すぎる。

するとクスッと笑う凌。

「なんで?」

「いいから!」

「まだ暑い」

ガバっと脚を開いてタオルが外れてしまわないかハラハラする。

暑い。
私は着ていたジャケットを脱ぐ。

これは夏の暑さのせいと言い聞かせる。

「こっち来て由麻」

「なんで」

「いいから」

パシっと手を掴まれ捕まってしまう。

そして定位置になりつつある凌の膝の上に乗せられた。

なんか妙にドキドキする。

別にいつも通りなはずなのに。
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