その声を聞かせて
「この服、似合ってる」

そう言ってキャミソールの紐に指をかける凌。

肩にキスをされてピクっと反応する私。

「髪もメイクも可愛い。綺麗」

そしてシャランとシルバーのフリンジのピアスを揺らす。

「さすがスタイリストさんだよね」

「着こなすかどうかは本人次第でしょ」

今度は首筋にキスをされる。
まずい。

流されそう…

でもせっかくメイクしてもらったし、これから出掛けるし…

「抱きてぇ…」

どうやら凌も堪えてるらしい。

今一歩手を出してこないのはギリギリ理性で抑えてるからのようだ。

昨日だって結局私がリタイアしてしまった。

いつから私はこんな風になってしまったのか。

凌を見れば瞳が揺れていて、私の唇を見つめる。

「キスしたら間違いなく止まらん」

そう言って私から一度手を離してソファに両手を広げ天を仰ぐ凌。
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