その声を聞かせて
「なぁ。俺んちに住まねぇ?」

「え?」

「嫌ならいいんだけど」

凌はフイっと顔を背け目元を腕で覆う。

「凌?」

「ん」

「え、ふくれた!?」

「ふくれてない」

「待って! 可愛い!」

「はぁ?」

やべ。

腕を外して凌がこちらを向いた。
眉間にシワ…

「私、嫌だなんて一言も言ってない」

そう言えばまたチュっとキスをされる。

「ん」

「あの…いいの? スルメとか食べちゃうけど」

「は? 今も食ってんだろ」

「いやそうだけど」

「俺、結構嫉妬深いみたい」

「え?」

「あの男と住んでた家に、由麻を置いておきたくない」

それは意外だった。
確かにベッドには絶対近づいて来ない。

あの熱を出した時だけだ。
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