その声を聞かせて
「ごめん、凌。本当にっ…」
「お前は何も悪くない。泣くな」
抱きしめながらポンポンと頭を撫でる凌。
でも…
「ほら、帰ろう。俺たちの家に」
私の手を引いて車に乗せてくれる。
シートベルトまで付けてくれた。
そして繋いだ手を離さないまま家まで車を走らせる。
本当に最初から私は凌に迷惑ばかりかけている。
「おいで」
部屋に入っても申し訳なさすぎて黙ったままの私を凌は優しく膝の上に乗せる。
「由麻」
「ふっ…うっ…私っ…」
凌はまた優しく抱き寄せ撫でてくれる。
「私っ…、最初から本当に迷惑ばかりっ…」
「迷惑だなんて思った事ないよ」
「なんでっ…」
「確かに最初は距離を取ろうとしてた。でもやっぱり無理だった」
「うっ…」