その声を聞かせて
「何でかな。何でか由麻の事は放っておけない。最初に見た時から惹かれるものがあった」

「凌っ…」

「だから迷惑だなんて思わない。ほら、もう泣かなくていい」

人前で泣くなんてなかったのに、凌の前ではどうしてもこうなってしまう。

「悪かった。もっと早くあいつとはちゃんと話をしておくべきだったな。だったらさっきみたいな事も言われずに済んだのに」

「そんなっ…私は全然平気だよっ」

「金とか、具合が良いとか、便利だなんて思ってないからな?」

そんな事わかってる。
そんな風に思う様な最低な人じゃないもの。

私はコクっと頷いた。

すると凌はフッと笑って私の頬に手をかざしキスをする。

「好きだよ」

凌っ…
もう本当にあなたって人は…

「好き。大好き。めちゃくちゃ。本当に。大好き。世界一っ」

凌は最後まで言わせてくれないまま、キスで私の口を塞ぐ。

「んんっ…」

蕩けるようなキスに緊張していた身体が解けていく。
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