その声を聞かせて
「煽んなって。止まらなくなるから」

「止めなくていいっ」

「由麻…」

「嬉しいだけだからっ…」

凌は私を抱き上げベッドへ運ぶ。

「嫌な事全部忘れさせてやる」

そして優しく甘く蕩けるほどに愛された。

朝起きるといつも隣りで寝ているはずの凌がいない。

ん!?

ベッドから出てリビングに向かうと凌があくびをしながらコーヒーを淹れていた。

私は後ろからぎゅーっと抱きつく。

「んぉっ」

「何で先に起きてんの。凌のくせに」

「クク、おはよ」

「おはよ」

振り返った凌が私を抱き上げキスをする。
すっかりコアラみたいにしがみつくのも板についた。

「喉乾いて起きただけ」

そういう事か。
昨日凄かったし、何も飲まずに寝たからか…

朝目覚めて隣に凌がいないだけで私は寂しく思ってしまう。

「良く寝れたか?」

「うん。凌は?」

「俺もぐっすり」

「良かった」

「支度しておいで」

「はーい」

あいも変わらず甘いぜ。

シャワーを浴びながらつくづく思う。

こんな甘えたキャラじゃなかったんだけどなぁ。

「あ、昨日言い忘れたわ」

「ん? なに?」

「お前、俺となら反応薄くないよな?」

「ちょっ、凌!」

「クハハッ」
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