その声を聞かせて
「それじゃ行ってきます!」

「ん。行ってらっしゃい」

いつも私の方が先に出る。

職場についていつも通り平和に一日を終えて車に乗り込んだ。

あ、今日は凌がもつ煮込みを作ってくれるからお酒買って帰ろう。

ここから近くの酒屋にするか。
やっぱり歩いて行こう。

あそこ駐車場狭いし。

そして歩いて向かっていると後ろから悲鳴が聞こえた。

バッと振り返ると女性が男性にただならぬ雰囲気で車に無理矢理乗せられそうになっていた。

道行く人は知らんぷり。

は!?

あれ結構ヤバくない!?

「やめて! いや! 誰かっ!」

「いいから乗れって言ってんだろ!」

やばいってあれ!

私は直ぐに駆け寄る。
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