その声を聞かせて
その後もしばらく静かな時間を過ごして家に帰った。

シャワーを一緒に浴びて、並んでシャコシャコ歯磨きをする。

「凌、歯磨きの勢いすごいよね」

「俺にとっちゃ筋トレみたいなもん」

「はははっ! どんなよ」

そして二人で同じ方向を向いて横向きにくっついてベッドに入る。

「落ち着くー。良い匂いする」

凌は首元に顔を寄せてスンスンする。

「やだー」

「甘い匂い」

「同じボディソープじゃん」

「ん。でもなんか甘い」

後ろから回された手はしっかりと指を絡めるように繋がれている。

するとガブーっと頬っぺたを丸かじりされた。

「何もうっ!」

「クク」

そしてキスがたくさん振ってくる。

そんな事をしながら眠りにつくのも日課だ。

凌の温もりに包まれて安心感から睡魔が襲ってくる。

凌の穏やかな呼吸音を感じ不思議とリンクする。

ときめきと安らぎが私の心を埋め尽くして、ずっとこのまま一緒にいたいと切に願う。
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