その声を聞かせて
「私の事聞いてたんですか?」

「聞いてた聞いてた!! 凌が急に実家に帰ってきたと思ったら結婚したい人見つけたーって言うんだもん」

「ええ!? それいつですか!?」

「夏前だったかなー?」

そんな前から!?

「んでその後今度は同棲するーって言うからもう大騒ぎよ? しかも渉なんて、俺は会った事あるぞーとか言って自慢するし」

渉さんまで…

「常々お世話になりっぱなしで恐縮です」

「こちらこそよ。私の命の恩人よ?」

「そんな、大袈裟な…」

「いーや、大袈裟じゃありません。あのさ、まだうちの両親には会ってないのよね?」

「そうなんです。同棲までしてるのにすみません」

「仕方ないないわよ。少し前病院も合併の話があって忙しかったから。予定合わなかったんでしょう?」

「はい。そうなんです」

うちの方には挨拶はしたんだけど、凌の両親とはまだ出来てないのだ。
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