その声を聞かせて
そして物凄い広さの部屋に連れて行かれ、あれよあれよと夕飯だろう豪華な食事が用意されていく。

「本当にありがとうございました」

執事のおじいちゃんの髙橋さんが深々とお礼を言う。

「い、いえ…そんな…」

「最近は物騒な世の中ですから。由麻様の様に勇敢な女性はなかなかおりませんし」

「いや…あははは。そういう家系だったもので」

「きっとそういう逞しいお姿も凌坊ちゃまは魅力的に見えているのでしょうね」

照れくさ!
危ない事するなって怒られたけどね?

そして渚さんの軽快なトークを聞きながらすっかり打ち解けた私たちはお酒も飲み出していい気分に…

ってやばい!
凌に言ってねぇ!

私は慌ててバッグから携帯を取り出すと、凌からめちゃくちゃ連絡が来ていた。

「やばいです! 凌に言うの忘れてました!」

「ええ!? 髙橋!」

「はっ!」

髙橋さんは慌てて電話をかける。
たぶん凌に。

「今からこちらへ来るそうです」

怒られそー。
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