その声を聞かせて
そして水分補給をしてストレッチをし、着替えてジムを出た。

お腹空いたー。

スーパー寄って帰ろうかな。
そうしよう。

スーパーまで車を走らせている途中、誰かが数人の男性に絡まれているのが目に止まる。

え?

何か捲し上げるように怒号が飛び交っている。

よぉーく目を凝らして見てみると、絡まれているのはどうやらあの無愛想だった。

何やんってんの?

あ、そっか!
あの人話せないから…

私は何故か居ても立っても居られず車を路肩に付け、車から下りる。

「おい! お前からぶつかって来たんだろ?」
「何とか言えよ!」
「シカトしてんじゃねぇ!」

彼は喋れないんだよ!

「なんだよその目は!」
「やんのか? コラ」
「顔見せろや!」

そう言って一人がマスクに手を伸ばすと、無愛想はひょいっと交わす。

「テメェなめてんのか!?」

これ完全に酔っ払いに絡まれちゃってるじゃん。
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