その声を聞かせて
「ああ。それに入会理由は、運動の為だとよ」

「へぇ。名前は?」

「だからぁ。お前あんだけ張り合ってんだから話しかけたらいいだろ」

やっぱり名前は教えてくれないか。

「やだよ」

性格悪いもん。

偉そうだったし。

イケメンだったし。

ってばっきゃろー!

誤魔化すようにビールを煽る。

すると私を見てニタニタする波瑠。

「由麻。お前、あの人タイプだろ」

「は? なんで?」

「マスクの中気になるよなー。どうする? イケメンだったら」

「うるさいなぁ! 波瑠こそどうなのよ」

「あ? 俺? 知らね。結局女みんな逃げてくし」

「一体何やってんのよ」

「なんもしてねぇよ。愛情が感じられないんだとよ俺からは」

そう言ってそっぽを向く波瑠。
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