その声を聞かせて
ズーンと気持ちが沈んでいく。

最近は落ち着いてきたと思ったのに…

すると普段なら絶対に転んだりしないのに、道端の小石につまずいて転んでしまった。

最悪。

しかもこれ絶対足首捻挫した。

立ち上がろうにも痛くて…

いつもならこんなの我慢できるのに。

私はそのまま足を引きずってその横の縁石に座り込んでしまう。

膝も擦りむけてしまった。

よりによって今日はショートパンツだ。

もうやだ…

何故だか心がぽっきり折れてしまった。

どうせこんな時間に誰も来ないし、見ても見ぬふりだ。

膝を抱えて下を向いて目を閉じ項垂れる。

しばらくそうしていると雨が止んだ。

いや…違う。

目を開けると誰かの靴が見えた。

私はゆっくり顔を上げる。

はぁ…
なんでなの。

互いに目を合わせるだけで会話はない。

私たちはいつだってそう。

マスクをつけて目しか見えない。
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