その声を聞かせて
しばらく黙ったままでいると彼がおもむろに片手でまた何かを打っている。

"俺の家すぐだから、一回手当してそれから送る"

「え…」

"いいからいう事聞け"

「…へい」

そして連れて行かれたのは最近できたばかりのタワーマンションだった。

一体こんな高級マンション誰が住むんだよと思っていたが、ここにいた。

まじか。

金持ちなんだこの人。

金持ちは嫌い。

そりゃ波瑠も亜門も相当稼いでるけど。
父親も。

でも嫌い。

エレベーターに乗って何階を押すのかと思えば最上階だった。

おいおい、嘘だろ?

この人何者なわけ?

波瑠の一つ上でしょ?

玄関に入ってそっと下ろされると、私の履いていたドクターマー◯ンのブーツをスポンスポンと両足脱がされ、履いていたソックスも脱がされた。

「あ…」

めっちゃ腫れてる。
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