その声を聞かせて
ちくしょう。

優しくすんな!

私じゃなかったらコロっといくぞ。

あれはマスクしてて正解かもしれん。

もう眩しくて目がくらむ。

波瑠の一つ上って事は30歳でしょ?

そんな若くてこんなリッチな家に住んで?

夜の仕事か?

いや、今仕事だわ。

今昼だわ。

喋らずに出来る仕事か?
そんなのあるか?

さては御曹司だな?

出たよ御曹司。

直樹みたいに生ぬるく生きてんのか?
あんな高級外車何台も持って。

パンをもぐもぐ食べながらひたすら脳内で毒を吐く。

そしてふと思った。

いや、私性格ひねくれ過ぎ。

こんなんだから直樹とも上手く行かなかったんだ。

そしてズーン。

ゆっくりと咀嚼してゴクンと飲み込む。

身体動かしたい…

またヒョコヒョコ歩いて窓際まで行く。

遠い!

そしてそこから見える景色に圧倒された。

すげー。
雨上がりで今は晴れていて、キラキラ光って見える。

とりあえずその場でビールマンのポーズをとる。

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