その声を聞かせて
目が覚めて、腕に違和感を感じる。

ん?

見慣れた部屋に、見慣れない器具。

点滴!?

通りで身体が楽に…

残りの点滴もあと僅かなようだ。

え、どうしよう。

「ははは! いやいや驚いた…よ…」

そう言って部屋に入って来た白衣姿の男性と私は目が合う。

その後ろからは凌の姿。

「あ…」

「起きたか?」

凌に話しかけられて私はコクっと頷く。

「こんにちは、初めまして。凌の兄の渉(わたる)です」

「へ?」

「鳴海病院は知ってるかな?」

鳴海病院…
鳴海総合病院!?

あの!?

バカでっかい!?

知らない人いないでしょ!

みんなそこに行くでしょ!
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