その声を聞かせて


するとブォーンと後ろから一台のバイクが…

って凌じゃないか!?

お、追いかけてきた!?

なぜに!?

そしてそこから黙って家に帰れば良かったのに、テンパり過ぎて私は逃げ回り、しまいには高速道路に入ってしまった。

しかも、凌もずっと着いてくるー!

なんでぇーーー!?

もう無理。

私はウィンカーをあげて、サービスエリアへと入っていく。

もちろん凌も後ろから着いてくる。

車を止めて、プシューと張り詰めていた空気が抜けるようにヘッドレストに頭をくっつけた。

何をやってんだ私は。

夜分遅くに鬼ごっこか?
スポーツカーとバイクで?

バイクから下りた凌は、もちろん私の車までやって来る。

フルフェイスのヘルメットを被ったまま。
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