その声を聞かせて
エントランスを潜ろうとしたその時、ブォーンとエンジン音が聞こえ私はハッと振り返る。
凌!?
でもそのバイクはそのまま通り過ぎて行った。
最悪。
何を期待したの今。
私を置いて二人で一緒にどこかに行ったんだから、来るわけないじゃない。
そして下を向いたままエントランスに入った。
「由麻」
その時名前を呼ばれる。
私は持っていたアイスコーヒーをつい落としそうになった。
なんで…?
この声…
見なくてもわかる。
そしてゆっくりと顔をあげれば、そこにはずぶ濡れのままヘルメットを持った凌がいた。
「悪い、さっき」
そう言って何故か引き寄せられ抱きしめられる。
え…
は?
何ごと!?
てかまたマスクもつけずに…
その時、住人がこちらへ来ようとしているのが見えた。
まずい!
見られる!
「早く入って!」
バッと引っ剥がしてグイグイ押す。
「うおっ」
「いいから! 早く!」
私は咄嗟に凌の手を取りキーをかざして中に入り、エレベーターに押し込んだ。
良かった。
見られなかった。
凌!?
でもそのバイクはそのまま通り過ぎて行った。
最悪。
何を期待したの今。
私を置いて二人で一緒にどこかに行ったんだから、来るわけないじゃない。
そして下を向いたままエントランスに入った。
「由麻」
その時名前を呼ばれる。
私は持っていたアイスコーヒーをつい落としそうになった。
なんで…?
この声…
見なくてもわかる。
そしてゆっくりと顔をあげれば、そこにはずぶ濡れのままヘルメットを持った凌がいた。
「悪い、さっき」
そう言って何故か引き寄せられ抱きしめられる。
え…
は?
何ごと!?
てかまたマスクもつけずに…
その時、住人がこちらへ来ようとしているのが見えた。
まずい!
見られる!
「早く入って!」
バッと引っ剥がしてグイグイ押す。
「うおっ」
「いいから! 早く!」
私は咄嗟に凌の手を取りキーをかざして中に入り、エレベーターに押し込んだ。
良かった。
見られなかった。