サルビアの育てかた
──余韻に浸ったまま私は更衣室へ向かい、きれいめワンピースに着替える。更衣室の隅のパウダーコーナーで、鏡に向かって化粧直しを始めた。ヒルスと食事に行くからちょっとでもおめかししたい。
それにしても、ドキドキしたな……。
目元をアイシャドウで薄く飾りながらさっきのダンスを思い返すと、心臓の音が高鳴る。
あんなに身体を密着させて、一歩間違えればヒルスとキスしてしまいそうだった。兄妹でそんなこと、できるわけがないのに。
でも……あんな温和な眼差しで見つめられると、ありもしない期待を抱いてしまう。
「はぁ……」
幸せと切なさが混じったため息。
ぼんやりしながら、私は鏡の中の自分と向き合う。
それにしても、ドキドキしたな……。
目元をアイシャドウで薄く飾りながらさっきのダンスを思い返すと、心臓の音が高鳴る。
あんなに身体を密着させて、一歩間違えればヒルスとキスしてしまいそうだった。兄妹でそんなこと、できるわけがないのに。
でも……あんな温和な眼差しで見つめられると、ありもしない期待を抱いてしまう。
「はぁ……」
幸せと切なさが混じったため息。
ぼんやりしながら、私は鏡の中の自分と向き合う。